コレステロールが化粧品の成分として使われていることをご存知でしょうか?
実は、保湿効果やエモリエント効果を発揮する成分で、エイジングケア化粧品にも配合されます。
この記事では、コレステロールの特性やメリット、効果や安全性についてご紹介します。
また、コレステロール配合のオススメのエイジングケア美容液をご紹介します。
pluskampo株式会社代表
薬剤師
笹森有起(ささもり ゆうき)さん
「日常を彩る、新しい漢方の可能性の追求」をミッションに
オンラインで漢方処方を行う「+kampo(プラス漢方)」、オリジナル漢方製品の企画開発を行っております。
+kampo公式サイト
+kampoのアドバイザー医師:新見正則先生
新見正則医院ホームページ
<メッセージ>
化粧品はさまざまな成分が配合されて開発されています。
化粧品の効果は、個人の肌質や健康状態によって異なる結果になることがあります。つまり、化粧品の効果は個人差があるため、全ての人に同じ結果が得られるわけではありません。
また、新しい化粧品成分を使用する際には、パッチテストを行うなど安全に使えるように留意することも大切です。
化粧品成分を正しく理解して上手に化粧品を使いましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
読みたいところから読める目次
1.コレステロールの化粧品としてのはたらきに興味があるあなたへ
コレステロールは、人や動物の脳や神経組織、副腎などに多く存在する生命維持に欠かせない栄養素である脂質の1種です。
また、皮膚においても、表皮の角質層の細胞間脂質の1つとしてラメラ構造を構成しています。
そんなコレステロールは、すべての細胞膜の成分であり、ホルモンやビタミンDの原料にもなります。
また、胆汁酸の原料として必要な脂質やビタミンの吸収を助けます。
一方、血液中のコレステロール量が基準の範囲からはみだすと、脂質異常となって動脈硬化や心臓病の原因にもなってしまいます。
実はそんなコレステロールは化粧品成分としても使われていて、保湿効果を発揮します。
そのため、乾燥肌の予防や改善、乾燥肌が原因の小じわやくすみ、毛穴悩みなどの肌悩みを予防し、美肌をサポートします。
そのため、エイジングケア化粧品に配合されることもあります。
この記事では、あなたのエイジングケアを応援するための化粧品成分として、コレステロールの特性、効果や安全性についてご紹介します。また、オススメのコレステロール配合のエイジングケア美容液をご紹介します。
「コレステロールの化粧品成分としての特徴は?」
「エイジングケアの効果はあるの?」
「コレステロールの化粧品成分としてのメリットやデメリットは?」
「どんなエイジングサインや肌悩みのケアに使えばよいの?」
「コレステロール配合のオススメのエイジングケア美容液は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<コレステロール配合のエイジングケア美容液なら!>
コレステロール&ナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」
- 肌において、コレステロールは角質細胞間脂質として、バリア機能を担っています。しかし、エイジングで減少すると、そのはたらきが低下し、肌老化や肌悩みの原因となります。だから、化粧品成分としてのコレステロールで補う必要があります。
- 化粧品成分としてのコレステロールは、油溶性のエモリエント成分です。化粧水よりも美容液や保湿クリームに向く成分です。
- コレステロールの化粧品成分としての効果は、保湿効果、エモリエント効果、リポゾームの安定化で、乾燥肌や乾燥肌が原因の肌悩みの予防や改善が期待できます。
- コレステロールは化粧品成分としては刺激性もなく、どんな肌質にも使える成分です。それでも肌が弱い方は、パッチテストなどを行いましょう。
- コレステロールは、エイジングケア美容液をはじめ、さまざまな基礎化粧品やスキンケア用品に配合されます。
2.肌のコレステロールの役割とエイジング
1)肌のコレステロールの役割
コレステロールは、人が必要とする約70%が肝臓などの体内で合成されます。そして、
残りの30%を食べ物で摂っています。
そんなコレステロールは、肌ではセラミドとともに、角層の細胞間脂質の構成成分としてラメラ構造を形成します。
そして、アミノ酸や尿素からなる天然保湿因子(NMF)とともに、バリア機能を担います。
そんなコレステロールは、20代の若い時には肌に豊富にあり、肌ツヤやキメの整った肌をサポートします。
しかし、30代のエイジングケア世代になると減少し始めます。
2)コレステロール不足による肌への影響
①肌老化
コレステロールは女性ホルモンの主な成分です。そのためコレステロール不足は、女性ホルモンの分泌量減少の原因になります。
女性ホルモンが減少すると真皮のコラーゲンや潤いが低下して、たるみやほうれい線、しわなどの肌老化をもたらします。
また、頭皮もたるむので女性の薄毛や抜け毛の原因にもなります。
②バリア機能低下
コレステロールはバリア機能を担っています。
だから、その減少はバリア機能の低下をもたらし、乾燥肌、敏感肌、肌荒れなどの原因となります。
③肌質の変化
コレステロールは、ビタミンAやビタミンEなどの脂溶性ビタミンの吸収を助けています。
そのため、コレステロールの減少は、ビタミンAの不足をもたらし、皮脂のバランスの崩れによる脂性肌やインナードライ肌の原因になります。
また、ビタミンEの不足は、肌の酸化や血行不良によるくすみ、顔冷えの原因になります。
こうしたことから、エイジングに伴いコレステロールを化粧品で補う必要があるのです。
3.化粧品成分としてのコレステロールの特徴とはたらき
1)コレステロールの化粧品成分の基本
化粧品成分としてのコレステロールは、融点が150度と高く水には溶けません。
一方、油にはよく溶ける油溶性のエモリエント成分です。
セラミドと同じく、水分を抱え込むことで保湿効果を発揮します。
また、セラミドと同様、化粧水よりも美容液や保湿クリームに配合するのに向く成分です。
化粧品成分の全成分表示では、「コレステロール」と表記されます。
また、医薬部外品の場合も、「コレステロール」と表記されます。
2)コレステロールの化粧品成分としてのはたらきと美肌効果
①保湿
コレステロールは、水分を抱え込んで保湿するはたらきがあります。
そのため、バリア機能の正常化をサポートします。
その結果、乾燥肌や乾燥肌が原因の肌悩みの予防や改善が期待できます。
②エモリエント効果
コレステロールは、肌表面で水分の蒸発を防いだり、肌に馴染んで肌を柔らかくするエモリエント効果があります。
③ラメラ構造の安定化
コレステロールは、セラミドとともにラメラ構造の安定化を担っています。それによってバリア機能が正常にはたらき、外部刺激から肌を守ります。
3)コレステロールの安全性
コレステロールは、化粧品成分として皮膚刺激性や眼刺激性はほとんどないと考えられています。また、使用実績も豊富で、副作用の問題もありません。
だから、どんな肌質でも気にせず使える成分だと考えられます。
したがって、普通肌や脂性肌はもちろんのこと、乾燥肌や敏感肌、インナードライ肌、混合肌にも使えます。
しかし、どんな化粧品成分も100%安全とは言えません。
発疹やかゆみがでるなどの可能性も否定できません。
アトピー性皮膚炎の方、お肌が弱い方は、パッチテストをすることをおすすめします。
4.コレステロールが配合されている化粧品
コレステロールは、エイジングケア効果を期待して、エイジングケア美容液などに配合されます。
他にもさまざまな基礎化粧品やスキンケア用品などに配合されます。
具体的には、クレンジングオイルやクレンジングジェルなどのクレンジング料、洗顔料、保湿化粧水、保湿美容液、目元美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、シャンプーやコンディショナーなどの頭皮ケアや毛髪ケアのアイテム、ハンドクリーム、リップケアクリーム、ボディケクリームなどに使われます。
さらに日焼け止めやUV化粧下地、ファンデーション、マスカラなど、メイクのアイテムにも使われます。
5.おすすめのコレステロール配合のエイジングケア美容液
コレステロール配合のオススメのエイジングケア美容液がナールス ネオです。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。
1)ナールス ネオの開発コンセプト
目元のハリや口元のハリ、ツヤをキープすることで、目元のシワなどをケアする「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。
ほうれい線ケア美容液、しわケア美容液として使っていただきたいコスメです。
2)ナールス ネオの配合成分のポイント
ナールス ネオは、コレステロールを配合することで、乾燥肌や肌荒れの予防を目指しました。
コレステロール以外の配合成分の特徴は次の通りです。
①ナールスゲンを推奨濃度で配合
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。また、身体や肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。
②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合
ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。2週間でシワの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。
③2種のビタミンC誘導体配合
ナールス ネオは、ビタミンC美容液です。
水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。
コラーゲン産生をサポートします。
④プロテオグリカン配合
ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。
プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。
また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。
⑤ビタミンA誘導体配合
レチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。
ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻します。
⑥6種のセラミド配合
セラミドの中でも、保湿力の高いヒト型セラミド6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)を配合したセラミド美容液です。
コレステロールとともにバリア機能を守ります。
⑦抗酸化成分を複数配合
抗酸化成分として、レスベラトロール、ブドウ葉/種子/皮エキス、金コロイド、コエンザイムQ10やエルゴチオネインを配合。
お肌の酸化を防ぎます。
⑧アセチルデカペプチド-3配合
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、スレオニン、セリン、チロシン、トリプトファンのアミノ酸と酢酸が結合したペプチド成分です。
顔のたるみや目の下のたるみ、目の下の黒くまなど、エイジングサインの予防や改善が期待される成分です。
⑨お肌に不要な成分は無添加
無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
パラベン、フェノキシエタノールほかアルコール性防腐剤の無添加化粧品で、アルコールフリーです。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
6.まとめ
コレステロールの特性やはたらき、エイジングケアへの効果や安全性についてご紹介しました。
また、コレステロール配合のオススメのエイジングケア美容液をご紹介しました。
いかがでしたか?
コレステロールには、保湿効果やエモリエント効果があり、バリア機能の正常化をサポートします。
そのため、エイジングケア化粧品にも配合されます。
そんなコレステロールを正しく理解して、上手にエイジングケアに取り入れてくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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